原発と情勢

今回の福島の原子力発電所の惨事について。

原発について関心を私はあまりもってこなかったことで、今回の惨事への責任を感じる。

今現場にいるわけではないので、知ることがなすべきことのように思う。

平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」
（http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html）

広瀬隆さんの「破局は避けられるか―福島原発事故の真相」
（http://diamond.jp/articles/-/11514）

情報について。

「3号機は地震が発生したとき、プルトニウムを含むMOX（ウラン・プルトニウム混合酸化物）燃料を燃やすプルサーマル運転中でした。」（『しんぶん赤旗』3月14日付。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-14/2011031401_02_1.html）

 「原発事故の対応をしている原子力安全・保安院は、経済産業省という原子力進機構の中の一部門であると指摘。『推進機構から独立した専門家集団である原子力安全委員に権限を集中し、対応と指揮をとらせることが大切だ』と」共産党の志位和夫さんは主張した。（『しんぶん赤旗』3月15日付。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-15/2011031501_02_1.html）

「『情報収集衛星による被災地の画像を一般に公開するべきだ』と日本共産党の吉井英勝衆院議員が求めているのにたいして、衛星を運用する内閣官房は画像の公開を拒み続けています。」「『公開すると、国の安全を脅かすものが出かねない』などとして公開を拒否。」（『しんぶん赤旗』3月16日付。

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-16/2011031602_01_1.html）

（『日刊スポーツ』の15日付けで）「日本共産党福島県委員会が2007年7月に東京電力にあてた申し入れ文章を紹介。津波による原発トラブルで『最悪の場合、冷却材喪失による過酷事故に至る危険がある』として、福島原発の耐震安全性の総点検を求めていたことを指摘しています。
（・・・）
日本共産党は吉井英勝衆議院議員が06年時点で、津波により5メートルの引き波が発生した場合、日本の原発の約8割（43機）が海から取水できなくなり、冷却不能に陥る危険があることを解明。10年5月26日には、国内外での事故例をひきながら、『巨大な地震で自家発電や外部電源が喪失し、２次冷却系が機能しなくなって炉心融解にいたったとき、どれだけの規模の被害が発生するのか』と危険を具体的にあげ、対策を急ぐよう民主党政権に迫っています。」（『しんぶん赤旗』3月17日付。）

今回の震災と原発事故で、『しんぶん赤旗』は現代に生きるうえで絶対に必要な新聞であると私は思った。

以下は未確認の記事だろうが、気になる。
「原発から一〇キロ圏内で震災に遭い、一四日朝に南相馬市内の避難所から福島県の中通りに逃れた住民によると、『この日の夕方、南相馬に残っていた友人に連絡を取ってみると、市外に出ようとしたら、被爆しているからほかには行けない。自宅に戻るように指示され、引き返したと話していた』という。
誰がどのような権限で阻止線を張っていたのかは不明だが、政府の指示が早ければ非難できたはずの住民が危険区域に『閉じこめられている』可能性が浮かぶ。」（『週刊金曜日』3月18日号12頁。伊田浩之さんと「本誌取材班」による記事。）

「米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が１７日明らかにした。」「原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、（中略）提案を受け入れなかったとみられる。」

（2011年3月18日08時12分  読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/）

アメリカの申し入れた冷却材とはホウ酸なのか、あるいは重水なのか？ホウ酸が効果的なら、なぜ最初から（海水ではなく）ホウ酸をかけなかったのか？

リビアについて。

「特に英独仏とイタリアの四カ国を筆頭とする欧州諸国は、リビアへの武器輸出が解禁された〇四年以降、ミサイルや火器、ヘリコプター、爆弾など年間で計三億四〇〇〇万ユーロ（約三九四億四〇〇〇万円）規模の兵器を同国に売却して利益を得ている。」（『週刊金曜日』3月18日号23頁。成澤宗男さんによる記事。）

3月17日に採択されたリビアに対する軍事力行使容認の国連安保理決議。主導したのはフランスとイギリス。（http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-19/2011031906_01_1.html）

そして今、フランスとイギリスとアメリカがリビアを攻撃している。