早川千晶さん

三月六日に早川千晶さんに会いに講演会に行ってきた。
何年かぶりだが（といっても去年か二年前にもお会いしています）、改めてお話が聞けて良かった。
日本にいると、知らずの間に視野が狭くなってしまうことを思う。
世界がつながっている以上、やはりアフリカの生の声は聞く価値がある。

ケニア永住者の早川千晶さんがリリアンさんと共同で始めた駆け込み寺のマゴソスクールの子は五百人を超えたそうです。

自分の人生の最大の先生はアフリカの路上の子供たちだった、と言う早川千晶さん。

講演の後に、司会の日本国際自転車交流協会の人から、アフリカの子供たちに「私たちが手を差し伸べ」てあげるためにはどうしたら良いのか、と問われ、「私は、手を差し伸べてあげるというような、そんなつもりでやっているのではない」としっかり反論していたところはさすが私の尊敬する人です。

子供たちから沢山のことを学んでいる、と。

こうして日本でツアーをして話をしてまわっているのは、私や私の子供たちを支援して欲しいからではない、とも言う早川千晶さん。

正確な言葉は思い出せないが、これをきっかけに、なぜこういう状況になっているのか、世界を良くするために何ができるのかを考えて欲しい、ということだったと思う。

今回の講演で、私と早川千晶さんの新たな共通点も見る気がした。子供が希望だという思いについてです。世界を変えようとするには、何かを守ろうとするには、本気で取り組まなくてはならないと思った、と言う早川千晶さん。そう思うのは、子供が世界にいるからこそ、子供と実際に会っているからこそ、だと思う。

講演は、世界一周したというような人たちとの抱き合わせの講演だったが、上に示したやりとりに見られるように、様々な考え方の人に集まってもらうという意味で、良い企画だったと思う。私は今回は懇親会には参加できなかった。

UPEPO アフリカの風ネットワーク（去年から更新が止まっている）
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